ハレ切りをつくろう!
2018.10.26 Friday
スッカリ秋めいてきた本日10月26日。撮影が天気に裏切られ、延期となる。1年で最悪な(?)秋雨前線の時期もようやく終わり、晴天が期待できる時期になりました。毎年、本当に9月〜10月にかけては、晴天が少なく、困り果てています。
前回の投稿から4カ月以上。ずいぶんと間が空きました。おかげさまで忙しい日々を送っていますが、言い訳にはなりませんね。ただ怠けていただけ。ネタがないわけではありません。今でもネタ帳にはたくさんのメモがあるのですが・・・
久しぶりの投稿なのでいつも以上に変なプレッシャーが・・・間が空けば空くほど、より良い情報を、と勝手に思い込んだりして。でも、そこまで期待されているブログでもなかろう!と、前々から書こうと思っていたトピックを。
撮影時に使用している「ハレ切り」について。ハレーションやフレアを防ぐために使うバイザーみたいなもの。広角レンズの場合、どうしても余計な光が入りやすいのです。晴天時の強烈な日光を避けるため、レンズ部分に意図的に日陰を作り撮影します。特に逆光時には、必須なアイテムです。内観撮影時にも上部の高輝度照明など、厄介な光は多く存在します。
そのハレ切りですが、それとして市販されているものがありますが、別用途の市販部材を組み合わせることで、オリジナルなものをつくることもできます。今回のブログでは、私が使っているハレ切りを紹介したいと思います。
材料は以下の通り。全部揃えても、2000円もかかりません。
1)両端がクリップのもの(ヤザワのどっちもクリップなど)・・・いろいろなサイズがあります
2)つやけし黒のスプレー
3)発泡スチロール製のカラーボード(黒)・・・100円ショップにあります
4)黒の布テープ・・・同上
三脚のセンターポールや脚に設置する、クリップを使ったハレ切りであれば、カメラのホットシューが埋まることもなく、タテ位置ヨコ位置を問わず、使い勝手は変わりません。
市販のどっちもクリップ。アームが450mmのもの。やや重いのが難点。
シルバーのままでも使えますが、やはり光の反射や写り込みが気になるので、黒に塗装します。反射の少ないマット調、つや消しがいい感じです。
使っていると塗装が剥げてくるので、たまにメンテが必要です。今回はそのメンテ。またクリップの握る部分は、ぶつけて傷を付けないように、スポンジ素材のようなものをテープで巻くことをお勧めします。
次に、発泡スチロールのカラーボードです。好きなサイズにカットして使用しますが、あまり大きすぎると使いにくく、且つ使用時に風にあおられて折れやすくなります。自分の場合はA4サイズ程度で使っています。そのままでは耐久性に劣るので、黒の布テープで補強すると強度が増します。
このボードを状況よってタテヨコ使い分け、もう片方のクリップを三脚に付ければOK。安いけど使えるハレ切りの完成です。
そこで、もうひとつあると便利なアイテムを。サブのハレ切りとしても使えるものです。
自分は図面などの資料を挟むファイルとして使っていますが、これも手で持てば、クリップのハレ切りではカバーしきれない、第二のハレ切りになります。
広げるとA4よりひと回り大きく、二つ折りで書類を挟んで使っています。
これもまた手作り。厚いボール紙を黒の布テープで巻いたもの。かなり使い込んでいるので、ボロボロですが、新しく作っても大して費用はかかりません。
ウエストポーチに常備して使っています。
ひとつは手持ちでも、2つハレ切りがあるのは非常に助かるものです。
つくるというほどのものではありませんが、よろしければ、ご検討ください。半逆光や逆光の撮影で、これまで苦労されていた方、ハレ切りは手放せないアイテムだと実感していただけるはずです。